Vivienne Westwood Bridal 26SS
MAGAZINE - 27.01.2026新しく入荷したVivienne Westwood Bridal 26SSの5着
Vivienne Westwood(ヴィヴィアン ウエストウッド)の、新作のドレスが到着しました。
今まで何千着とドレスを見てきたNUMBER 5のスタイリストたちも、毎度感動してしまうVivienneのドレス。
今回も言葉で表現することが難しいほど美しく素敵で、皆様にご紹介したくブログを書きました。
また、3月にVivienne Westwoodのトランクショーも開催しますので、そちらの詳細もご案内させていただきます。
今回入荷したドレスは、新たに5着。
2025年春、スペインBarcelona Bridal Fashion WeekでVivienne Westwood Bridalのランウェイショーが行われたときのものです。
私たちも招待いただいたショーのコレクションのもので、その感動は今でも忘れられません。


場所は19世紀の歴史的建物であるバルセロナ大学の回廊で行われました。
コレクションを披露する場として、Vivienne Westwoodは歴史的かつ教育的な中心地を選びました。
重厚感のある石造りの会場の中で行われたショーは
Vivienneの世界観に溢れていて、終始圧倒されたものでした。






デザイナーのアンドレアス・クロンターラーの、
「このコレクションは、過去・現在・未来を詰め合わせたポプリのような世界観を表現しました。」
という表現もとても大好きです。
過去に発表されたドレスを現在に昇華させて未来に繋げているVivienneらしいスタイルの表現だと感じましたし、
真新しいデザインを次々と生み出さなければならないようなファッション業界において、このスタイルを意思表示するところもかっこいいなと思います。
「甘い」だけでは終わらない、26SSのコレクション
たっぷりとタックの入ったシルクの生地
ボリュームのあるスカート
コルセットで作られる女性らしいメリハリのあるシルエット‥
思い切りロマンティックな要素はありながらも
Vivienne Westwood Bridal 2026は、
ヘリテージとアート、そして“英国らしい詩情”を抱きながら、
今の花嫁の強さに寄り添うコレクションとしてデザインされていました。
核にあるのは、やはりVivienneのシグネチャーであるコルセット。
シルエットやドレスのつくりには伝統的でクラシカルさがありますが、でもその纏い方は現代的で潔い。
伝統に敬意を払いながらも、古くて新しいもの。
今回のコレクションからNUMBER 5が選んだ5着は以下のドレスです。
①LADY
ショーを観た瞬間から、圧倒的に可愛くて強く心奪われたドレス。
ショー当日、隣にいたヨーロッパのエディターの方も「このドレスが一番注目を集めている」と話していて
実際に多くの関係者がこの1着に注目をしていました。
そしてショーのエンディングでも、このドレスと同じ「LADY」の楽曲が使われていたことも心くすぐられる、忘れられない演出でした。


オフショルダーのネックラインには、ウエストウッドの「バブル」パターン技法を用いて繊細にギャザーが寄せられています。
このギャザーの寄せ方は、今まで沢山のドレスを見てきましたが、初めて見るデザイン。
真新しく、そしてポコポコと波打つ表情がとっても可愛くて、ときめきます。



V字型のヨーク+たっぷりとタックを取られたスカートのシルエットがウエストを強調し、彫刻のようです。
中世フランスの甲冑のような印象もあるのに、可愛いさもある。
本当に不思議で深い魅力のある1着に心奪われます…


②Darling
シャンテリーレースでふんわりと可愛い印象ですが、
どこかさっぱりとしたバランスがNUMBER 5らしい1着だと思いセレクトしました。

胸元のカッティングにも意志を感じますし、
Vivienneの代名詞であるコルセットの構造が透けて見えることも魅力的なポイントです。





シャンテリーレースにチュールが重ねられた柔和なイメージに、
スクウェアカットのヨークが合わさっているバランスもVivienneらしさを忘れないなと思わされます。
③Nova Camille
昨年NUMBER 5でも大人気だったGrand Camille のスレンダータイプのドレス。

このドレスはブランドの取り扱い当初からバイヤーが目をつけていたデザインで、
今回新たに皆さまにご紹介することが叶いました。
Vivienne のスレンダードレスはNUMBER 5で不動の人気があるので、
こちらのドレスも沢山の花嫁様に愛していただけそうだと思いセレクトしました。
スクープネックラインのデコルテは、ショルダーの位置でも印象が変わります。




ウエストのタックから、バックトレーンに流れる一連の動きも本当に美しいデザインです。
④Vixen
2つの布が取り外しができてスカーフにしたり、オフショルダー、ワンショルダーと何通もの着回しができるところが魅力的なデザイン。


スモールウェディングが流行っている中、1着でアレンジできるドレスを求めてる花嫁が多いこともあり、セレクトした1着です。







生地の巻き方で同じデザインのドレスとは思えないほど印象を変えて着ていただくことができる、ユニークで美しいドレス。
ファスナーのサイドに細かくランダムに入れられたギャザーにも、心奪われました。
やはり素敵なデザインは、細部にまでこだわられているんだと改めて実感せざるを得ません。
⑤MAVERICK



昔からVivienne の大ファンであるNUMBER 5のアトリエスタッフが教えてくれたのですが、
Vivienneのパターンは信じられないくらい、素晴らしいセンスと技術があるとのこと。
特にこのドレスのように、1枚の生地を体に巻き付けるようにして作られているデザインも素晴らしいパターン技術がなくてはできない1着です。



花柄のジャガード素材も、少しレトロで
過去の古典的なロマン主義をテーマにした今回のコンセプトにマッチしています。
どちらのドレスも女性らしいのに力強さがある。
ただロマンティックなだけではなく、その奥に、静かな反抗が潜んでいるのを感じさせるコレクションです。
改めてNUMBER 5にとってのVivienneは、
NUMBER 5が考える、ドレス選びの意味を改めて教えてくれるようなブランドです。
Vivienne Westwoodのドレスを初めて手に取った時の衝撃は、今も忘れられません。
絶対に他にはない。
普通では真似できない唯一無二感がとてつもない感覚がありました。

なぜ、こんなに胸をギュッと掴まれるのか。
その答えは、手仕事の技巧だけでは説明できない、Vivienneの歴史や哲学がドレスに表れていて
ドレスを通して改めてNUMBER 5が大切にしている哲学を
改めて感じさせてくれるからかもしれません。


Vivienneは服を通して
「あなたは、何を美しいと思う?」
「あなたは、何に違和感を覚える?」
その問いを、ずっと社会に投げかけてきました。
NUMBER 5が掲げる哲学に、Going Against Connection(不要な慣習に対する反骨精神)があるのですが、
「反骨精神」は社会と繋がらないということではなく、
むしろ逆で、より深くつながっていくような感覚があります。
流行にも、情報にも、正解と言われていることにも安易に繋がりません。
一度立ち止まり、自分の感覚で選び直す。
そして最後に、必要なものとだけ、丁寧に繋がっていく。
私たちが大切にしているのは、
“自分の中で確信できる美しさ”だと感じます。
それは、不器用で遠回りにも見えるかもしれませんが、
でも、あの感覚が失われたら、花嫁にとってのドレスは、ただの衣装になってしまうのでは無いかと感じます。
パンクは「破壊」ではなく、感性を取り戻すための姿勢
Vivienneは「パンクの女王」と呼ばれていて、随所にそのエッセンスを感じますが、ドレス自体はとてつもなくエレガントで上質で美しい。
相反するイメージを、こんなに美しい中に共存させられていることがずっととても不思議でした。
その答えのヒントを得たくて、パンクについてを少し学びました。

(以下はカルチャーマガジン『スペクテーター』より参照)
パンクは、ロックが演奏至上主義な音楽に対するアンチテーゼがきっかけだったそうですが
うまく演奏するかどうかではなく、エキサイトメントを取り戻すための衝動だったと言うこと
パンクは荒々しいスタイルのことではなく
“初期衝動”を取り戻す運動だったことを知りました。
今も生き残るパンク精神としてスティーブ・ジョブズのAPPLEの創業についても紹介されていましたが、
“初期衝動”はおそらく何よりも純粋なもので、大きなエネルギーを生むもの。
パンクがかっこいいと思うのは、価値が決められすぎた世界で、
「それは、本当にあなた自身の言葉?」と問い直し、
自分でやるしかないと決めてやったことなんだと気づかされました。
Vivienneも、ファッションブランドが成功してからも常に社会問題に対してアクションを起こし、生涯パンクの精神を持ち続けていた。
本当にかっこいいことだと実感します。

ブライダルでは「こうあるべき」が、白いドレスの中に入り込んでしまいますが
Vivienneは“正しさ”に寄り添いすぎて輪郭を失いそうな時に、
もう一度、自分の輪郭を取り戻させてくれる。
パンクとは、声を荒げることではなく、
静かに、自分の感覚を信じ続けることだと解釈しました。


パンクは、美意識として纏うもの。
Vivienne Westwood Bridal SS26、
その意志に触れるトランクショーへ。
この春、NUMBER 5で
Vivienne Westwood Bridal SS26 TRUNK SHOW を開催いたします。
会期は、2026年3月12日(木)〜3月18日(水)。
本国よりVivienne Westwood Bridal SS26のフルコレクションが店頭に揃い、
ご試着・オーダー(販売)まで叶う、日本初の貴重な機会です。
通常お取り扱いのないデザインも、
この期間限定でご試着・オーダーが可能になります。
さらに、3月14日(土)には、
Styling & Photo Experienceのスペシャルイベントも。
ヘアメイクやスタイリングとともに、
ドレス選びそのものが忘れられない体験になる一日です。
他の人のストーリーを語ろうとしても、説得力はありません。
「パンクは、美意識として纏うもの。」
それはきっと、誰かの正解をなぞらないということ。
Vivienne Westwoodのドレスには、
そのことを思い出させてくれる強さがあります。
そして私たちNUMBER 5は、その美しい強さを
あなた自身の選択としてドレス選びのサポートができたらと思っています。
ご予約は、NUMBER 5の予約フォームより受け付けております。
この特別な機会を、どうかお見逃しなく。
NUMBER 5一同、心よりお待ちしております。
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