DANIELLE FRANKEL(ダニエル・フランケル)の圧倒的な世界観とNUMBER5との関係
MAGAZINE - 30.04.2023顧客は「女性の研究者」
どこかにあるモダンさではない、唯一無二のミックス感で表現するブランド。
NUMBER 5(ナンバーファイブ)に、
DANIELLE FRANKEL(ダニエル・フランケル)のドレスが加わっております。
以前よりずっとお取り扱いしたかったブランド。
何度か機会がありましたが、やっと念願が叶い、
この2023年春から、皆様にご紹介できることになりました。
DANIELLE FRANKEL(ダニエル・フランケル)はNYのブランド。
デザイナーのダニエル・フランケルは、2018年にビジネスを始めたばかりの33歳の女性です。(2023年時点)
パーソンズで学び、2012年にデザイナーオブザイヤーのファイナリストとして卒業。
VERA WANGで働き、そこで本質的な部分は全て学んだと
あるインタビューで目にしました。
2019年にCFDA/ Vogue Fashion Fundで 2 位の賞を受賞し、
同年に、ゾーイ・クラヴィッツのリハーサルディナーのルックを手がけることに。
(大好きなゾーイ・クラヴィッツ。あのドレスを手掛けたのはダニエルフランケルだったんだ、と今更ながら衝撃が走りました。)
短い期間に3つのVogue Weddingで取り上げられ、
そのうちの一人、女優のアレクサンドラ・ダダリオは
SNSでダニエルフランケルのドレスを見つけて、
「こんなウェディングドレスを見たことがありません」と直接DMしたそう!
世界中からカルト的な支持を得ていて
なぜこんなに心惹かれてしまうのか。
デザインは他に見たことがない独創的なもので、
でも、結婚式に着用するのにふさわしい特別感、
エレガントさや品がある。
量産するのに絶対再現が難しそう!と感じてしまうような
手で捻られたようなディテール
あえて少し風合いのあるシワ、液体みたいなプリーツなど、
かつて見たことがないようなファブリック使いで
コレクションのルック写真も思いっきりファッションで、アート寄り。
どこを取ってもストイックで完璧に世界観が作られていて、
隙がありません。
デザイナーの彼女が、どんな複雑な思いや
確固たる哲学を元に作ったブランドなんだろう、
と、勝手に「なんだか少し複雑そう」という印象を抱いていました。
ブランドの誕生の背景や彼女についてもっと知りたいと思い、色々な記事を読んで調べたところ
「純粋で真っ直ぐでシンプル」
私の勝手な想像とは裏腹なものでした。
彼女がやろうとしていることはとてもシンプルで
これまで見たことのないものを作ろうとしているわけでも無く
現代の花嫁が本当に求めているものの目的を分析すること。
「女性と、女性が何を求めているかについて、常により多くのことを学んでいて
彼女たちの言うことを聞いて、コレクションに取り入れている。
そして、女性が何か新しいものを探しているのを理解しています。」
と語っています。
そもそも、自分自身でブランドを立ち上げると思っておらず
Vara Wangをやめて、企業の面接を受けながら
口コミで友人にドレスを作っていたりしている時突然に、
「ただ、人々が必要としているもの、聞いたこと全てを作成したら良いだけだ」
と思い、ブランドを立ち上げることになったそうです。
いつしか隣に営業担当者、広報担当者がいて、
マスコミに取り上げられてここまでブランドが成長したけれど、
でも、「何か世の中に新しいことをやってやろう!」という方向性ではない。
コレクションの中にレシピがあり、女性が本当に欲しいものを示し、
具体的なものを提供しようとしている、ただそれだけ、という感じなのです。
こんな独創的で圧倒的な世界観を作り出しているのに
「新しいことをやってやろう」という感じではなかったということは
とても意外でした。
「伝統的なファッションのやり方について学んできたけれど
特に多くの若いデザイナーが台頭するのを見てきたとき、
彼らがしていることに本当の声を持って現れたレーベルは、最も影響力があり
本当に成功して、ビジネスを成長させることができる人。」
自分の本当の声に従って、嘘なく表現していくことが
ブランドを成功させるために大切だと語っていて
そのことが大切だと話すダニエルフランケルこそ、とても透明性があり、
信頼できるブランドではないかなと感じました。
そして、もうひとつ。
彼らの全てに対するスタンスが
かけ離れているということ。
全てにおいて圧倒的な世界観であることも
いかにそのひとつ一つが真摯に考え抜かれているのかを感じますし
ブランドを作る上で
全てにおいてその情熱を持ちながら
考え抜くことはとても大変なことだと分かるからこそ
そのスタンスがかけ離れたものであることを思い知らされます。
そのうちのひとつにショールームも。
完全に、ここは普通のドレスショップではありません…!
本当に素敵な空間で
ショールームに訪問したメンバーは、
ドレスも内装も全てが素敵すぎるその世界観に泣き出してしまったくらい感動していました…!
「私がコラボレーションした人はみんな花嫁です」と話していて、
内装を手掛けたのも、ダニエルフランケルのお客様だった、オーガスタ・ホフマン。
オーガスタ・ホフマンはELLE DECORにも取り上げられている
素晴らしいセンスの内装デザイナーです。
ダニエルフランケルは、「ドレスを決定していただく半分は体験」だと語り
その内装の背景にも、考え抜かれたストーリーがありました。
花嫁にとって、おそらく人生で最も高額な衣服を購入するのが結婚式のドレスで、
大きな決定を下す背景に、たくさんの感情と家族との政治がある。(どこの国でも同じなんですね…!)
色々なプレッシャーと、花嫁が慣れていないプロセスの中で
安心して委ねてもらえるよう
このスペースをエレガントな家のように感じてもらえるような内装をとリクエストしたそう。
心の平穏を保つために予約は花嫁と1名だけ。
フィッティングに来た時も、花嫁とコーヒーを飲みながら家族の話を聞いたりと、
外観の素敵さだけでなく
より快適に感じることができるような環境づくりをしているそう。
有機的なトーンが使われているけれど、ニュートラルなものは全く無く
「私たちが目指していた、少し不思議な世界観に傾いています。」
と語っているのですが
ショーケースには、母親の写真、祖母のウエディング ケーキ トッパーなど
家族のブライダルの思い出のものが。
よくあるようなインテリアはショールームにはなく
どこかにあるモダンさではなくて、ここにしかない
どこか温かみやノスタルジックさがあるブランドの世界観とリンクしていて、真似できない。
本当に唯一無二で、素敵です。
「この部屋の最も良い部分は、各作品に独自のストーリーがあること」
このミックス感こそ簡単にできるものではなく、難しい。
このセンスがあるブランドこそ、
本当におしゃれなブランドだと感じます。
ダニエルフランケルの顧客は、「女性の研究者」
結婚式のために自分自身をスタイリングするためのあらゆるオプションを検討し、
意図的な購入をしている。
品質を意識し、細部まで気を配っている人、だそう。
NUMBER 5にいらしてくださる花嫁様も
まさに「女性の研究者」で、
ご自身のスタイルを一番表現できる1着やスタイリングを探している方。
実はNUMBER 5の内装を考えた時も
花嫁様が自分らしくいれる空間をと考えて
新しいものと古いものをミックスし、
お家のような居心地の良い空間にしたいと考えたことが始まりだったので、
知れば知るほどシンパシーを感じてしまいます。
NUMBER 5にてお取り扱いのドレスをご紹介します。
■Skylar
■Scarlet
■Noa
■Luna
■Ruby
■Emory
■Leona
NYでDANIELLE FRANKELのショールームを訪れてから
その圧倒的世界観に「すごい」という憧れのような気持ちを抱いていたここ数ヶ月。
つい表に見える部分だけを見て、すごいと思ってしまうけれど
このブランドのことを知れば知るほど
「すごい」を構成するひとつ一つがとても大切にされていて
その全ての本質を突き詰めたりストーリーを考えることや
クオリティを突き詰めるスタンスがすごい。
そして、そのモチベーションの原点である
「女性たちが求めていることを理解して、表現するだけ」という
純粋な姿勢と情熱に感動し
そして、かつての自分の花嫁たちと一緒にコラボレーションして
世界観を作っていくというところも
NUMBER 5の「5 HOOD」と重なり…
一見完璧で、ものすごくストイックで隙のないブランドだけれど、
なんだか全ての根底が「愛」で繋がっているような気がして、感動してしまいました。
そして、前よりもっと大好きで、少し身近に感じられるような気持ちになりました。
どのドレスも本当に素晴らしくて
そんなドレスを取り扱えることもとても嬉しいですが
このブランドは本当に素晴らしいブランドなんだと
NUMBER 5のお客様に、心から自信を持ってお勧めできることも、とても幸せです。
ダニエル・フランケルのドレスをご覧いただくと、
きっと一瞬で全てを理解していただけるような気がします。
ぜひ、沢山の花嫁様に見にいらしていただけたら嬉しいです。
Instagram ID : number5_n5
https://www.instagram.com/number5_n5/