【NEW】Vivienne Westwoodの、真にラグジュアリーなドレス - MAGAZINE | NUMBER 5 (ナンバー ファイブ)

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【NEW】Vivienne Westwoodの、真にラグジュアリーなドレス

MAGAZINE - 11.01.2024

Instagramでもご紹介をさせていただいたのですが、

Vivienne Westwoodの新しいドレスがNUMBER 5(ナンバーファイブ)に仲間入りしています。

 

初めてVivienneのドレスを手に取った時の衝撃は忘れられないインパクトでしたが

今回の新しいドレスも、胸がギュッとなる美しさ。

皆様にぜひ新たな魅力をお伝えしたくてブログを書きました。

 

 

まず一着は”Nova Cora”

初回にバイイングした”Long Cocotte”の形からインスピレーションを受けて新たにデザインされたドレスで、

ヴィヴィアンの孫娘であり、ミューズであるコーラ・コレの21歳の誕生日を祝うために作られたデザインだそうです。

 

 

彫刻のようなコルセットは女性らしさを引き出すシルエットで

一目でハッとする美しさなのですが、

ヴィヴィアンの大ファンであるアトリエのメンバーは、内側の作りを見て更に感激していました。

改めて、神がかった美しいパターンだとのこと。

特にコルセットの内側のカーブは、機械では絶対に作ることができないものだそうで

改めて、見えない部分も美しい丁寧さに感動してしまいます。

 

”Nova Cora”の素材はサテン。

でも、パリッとしていてまるで紙のような感じの不思議な質感です。

上品だけれど、クラシカルにとどまらせないユニークな素材。

ドレスはとてもエレガントなのに、なんだか一筋縄ではいかない表情をしていて

この絶妙な匙加減のバランスに、すごくヴィヴィアンらしさを感じます。

 

 

「こんなふうに着ても素敵だよ」とメンバーが教えてくれたのは

オフショルダーをあえて肩にかけた着こなし方。

フェミニンな雰囲気から少しエッジィさが足されて、この着方もすごく好きでした。

 

でも、「クラシカル」「フェミニン」「エッジィ」これはただの私の主観。

ヴィヴィアンのドレスは、誰もがそうだよね!と感じさせる分かりやすさではなくて

受け取る側にとっても様々な印象を与えたり、

着る人にとっても「クラシカル」にも「エッジィ」にも、幅広い着こなしができたり。

 

Vivienne WestwoodがNUMBER 5にとって特別に感じてしまうのは

実はすごく自由で、一人一人の個性をとても大切にしてくれているブランドだからなのかもしれません。

押し付けがましくなくて、

それでいてプライドを感じるものづくり。

好きすぎてなんだか変な例えになってしまいますが、

まるで、「こんな人になりたい」と思わせてくれるような格好良さです。

 

 

 

もう1着の美しいドレスは”Galaxy cape”。

MDメンバーと、ある1枚の写真に心奪われていたドレス。

モデルのジョージア・ファウラーが自身の結婚式で着ていたシーンが美しすぎて

脳裏に焼き付いていました。

 

 

美しいドレープのコルセットに、触るのが怖いくらい繊細なロングトレーン。

シルクジョーゼットは、薄手なのにふんわりと膨らみがありとても高級感を感じますし、結婚式らしい特別感もあり、包み込むような優しさもあり…

只者では無い雰囲気を放っています。

 

ドレープも体に合わせて完璧なシルエットを描いてくれて、

胸元のシャープなカッティングも割とエッジの効いたインパクトがあるのに、あくまでも品がある印象。絶妙なバランス感。

 

Vivienne Westwoodと聞くと、パンクロックなブランドイメージがあると思いますが

ウェディングドレスは、気品があり上質でラグジュアリー。

何度も書いてしまいますが、感動してしまう美しさです。

そのベースの上に、良い意味でどこか引っかかる部分を感じさせる。

そんな絶妙なバランスのものづくりが、どうやってできるんだろう?と

なんとも言葉に形容できない不思議な感覚になります。

 

一生懸命言葉で伝えたいのですが、難しいのです。

でも、だからこそ素敵なブランドなんだと言えると思います。

 

 

若い時は、ブランドを身につけることとか

高いものに憧れたり、キラキラしたものがラグジュアリーだと思っていました。

 

でも、本当に格好いいこと、ラグジュアリーであることとは、

洋服でもドレスでも、普段の生活でも、

ただ見た目にバッチリ決めた完璧を目指すことではなくて

その人の人間らしさとか、味を出せる着こなしができること。

逆に、完璧ではない格好良さもあると思います。

 

しかも、その「味」は一朝一夕では手に入らない

時間をかけた自分だけのものだからこそ

これもまた、すごくラグジュアリーなこと。

ヴィヴィアンのドレスには、その真のラグジュアリーを味わえる

個々に着こなしを委ねられた自由さと、奥深さがあると感じます。

その人だけの個性が生きるから、似合う。

格好良くて、豊かな気持ちになれる。

NUMBER 5にいらしてくださる花嫁様には、

そんな、自分らしさを宿せるドレスと出会っていただけたらと

Vivienne Westwoodのドレスをきっかけに感じました。

 

 

少し前にデザイナーVivienne Westwood が亡くなったニュースはとても衝撃的で、

これからどんなブランドになっていくのかなという思いもありました。

でも、雑誌を読んでいた時

先日のパリコレでは、Vivienne Westwoodに敬意を表すために

アイコンデザインのアーカイブ作品やヴィヴィアンの私服をリメイクしてつくられたと知り、

亡くなられても、彼女の思想が表れている”らしさ”は大切にしっかり継承していかれるだろうなと感じて、ホッとした温かい気持ちになりました。

 

NUMBER 5は、たった一つの小さな日本のドレスショップですが、

これからもこの素敵なブランドをご紹介するに相応しいお店であれるように。

成長しながら、共に歩んでいきたいと思っています。

 

 

Instagram ID : number5_n5

https://www.instagram.com/number5_n5/

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